たまねぎは万能薬!

玉葱(たまねぎ)は、ネギ科の多年草です。

中央アジア原産で、紀元前エジプト王朝時代から食べられていました。

日本では、明治の初めに札幌で初めて栽培されます。

エジプトに比べると、日本に入ってきたのはかなり遅いですね。

そんなたまねぎが、今ではどの家庭にも必ずあると言って良いほど
身近な野菜になっているのが不思議です。

生産量は、北海道が一番ですが他県でも結構作られています。

北海道では春まき栽培されますが、他県では秋まき栽培が主流のようです。

その為季節ごとに産地の違うものが手に入るので
主婦にとっては有り難いことです。

そのお蔭で一年中、カレーやシチューが食べられます。

また、たまねぎは収穫後に乾燥させるので長期保存が可能です。

たまねぎを切る時涙が出ますが、これはたまねぎに含まれる
硫化アリルという成分が揮発して、目や鼻の粘膜を刺激するためです。

染みない方法は、ゴーグルをつける、たまねぎを水に浸ける
冷蔵庫に入れる、などです。

電子レンジにかけるという方法もありますが、味も若干落ちてしまいます。

アリシン(硫化アリル)はビタミンB1と結合してアリチアミンになります。

この成分は疲労回復に効き目があります。

これを基に市販薬アリナミンが作られているのだそうです。

硫化アリルは、血小板が必要以上に集まるのを抑えてくれます。

その為、血栓による血流の悪化を防ぎ脳梗塞、心筋梗塞
エコノミー症候群の予防になります。

硫化アリルは加熱すると効力をなくしますが、数十分置いてから
加熱すれば大丈夫です。

加熱したたまねぎは、中性脂肪やコレステロールを減らす事ができ
心筋梗塞や脳梗塞の予防になります。

たまねぎは不眠症等の精神不安にも効果があります。
アレルギー体質の改善にも良いようです。

たまねぎの皮にはケセルチンが含まれています。

ケセルチンはポリフェノールの一種で、がん、老化、認知症の
原因活性酸素を減らしてくれます。

又脂肪の吸収を抑えてくれるので、ダイエットに効果があります。

たまねぎの皮の粉をいつも飲んでいる飲み物に小さじ1杯ぐらい
入れて飲むと良いです。

生の料理は、酢漬けやマリネ、ドレッシング等。
オニオンリング、オニオンスープ、色んな料理に使うと良いです。

皮まで使えるたまねぎをしっかり食べて健康な体を
手に入れたいものです。