「キウイ」の品種、何種類知っていますか?

キウイフルーツは、外国産(ニュージーランド)が年中、
店頭に並んでいますが、国産のキウイは12月から4月にかけて出回ります。

収穫量の多い県は、1位が愛媛県、2位が福岡県、
3位が和歌山県で、全体の7割程度を占めています。

日本でキウイの作付面積が広い品種は、「ヘイワード」で、
全体の約84%です。よく見かけるグリーンキウイのほとんどは、
この品種です。薄茶色の皮で、産毛があります。
中身は緑色で、甘味と酸味のバランスがとれているのが特徴です。

余談ですが、品種名「ヘイワード」は、人の名前から来ています。
ヘイワード・ライト氏は、種苗生産業者を生業とし、
種苗の開発に貢献した人物です。

また、「ヘイワード」の自然交雑で生まれた品種に
「香緑(こうりょく)」があります。

見た目は、やや細長い形をしており、皮の産毛が多い品種です。
中身は濃いエメラルドグリーン色で、酸味が少ないですが、
糖度は15度から18度と高いのが特徴です。

果肉の色は、緑色のほか、黄色い品種のキウイも存在します。
近年は、黄色(ゴールド)のキウイを目にする機会も増えてきました。
名称に「ゴールド」と付いている品種で、生産量と消費量ともに増加傾向にあります。
「ヘイワード」の次に作付面積が多い品種「ゼスプリゴールド」
(正式名は、ホート16A)もその一つです。
味については、酸味が少ない為、キウイの酸味が苦手な方にも人気があります。

さらに、果肉の色が鮮やかな赤色の「レインボーレッド」という品種があります。
この品種には産毛がありません。
味は、酸味が少なく甘いです。

キウイの原産国は中国ですが、ニュージーランドで
品種改良が行われ、発展してきました。

上記の他にも、さぬきゴールド、讃緑、アップルキウイ、
ベビーキウイ、サンゴールド、スウィートグリーン等、
多くの種類があります。

現在も、様々な果肉の色や大きさ、糖度の品種が開発されていて、
ケーキやタルトの飾りとしても重宝されています。