キャベツは自然からの優しいお薬
春キャベツの旬は、3月から5月。
春キャベツ春のイメージにふさわしく、
花びらのように柔らかい葉と緩やかな巻きが特徴です。
みているだけでほんのりした気持ちにもなる春キャベツですが、
私たち、人の体の中でも優しい働きをしてくれます。
そんなキャベツの優しいはたらきを今回はご紹介します。
キャベツには、ビタミンU(別名キャベジン)が豊富に入っています。
「キャベジン」は薬名としても有名なので、聞いたことがある人も
多いと思います。
キャベツに含まれるビタミンUは、「キャベジン」という名が
そのまま薬の商品名になってしまうくらい、医薬品に近いくらいの
効果があるそうです。
ビタミンUには、胃酸の分泌抑制と胃粘膜の修復作用があります。
胃酸過多になると、胃の粘膜が傷つけられ胃潰瘍や胃炎の原因になります。
そのとき、ビタミンUは胃粘膜の新陳代謝を促進し、
傷ついてしまった組織を修復しやすくしてくれます。
また、キャベツには出血している血液を凝固させる
ビタミンKも含まれています。
ビタミンUとビタミンKの相乗効果が期待できますね。
ご存知でしたか?
こんなに身近に「天然のお薬」があったなんて!
なんて優しい野菜なのでしょう!
ビタミンUは水溶性ビタミンのため、熱に弱いので生で食べるのがベスト。
特に、春キャベツは葉が柔らかいので生で食べるのにとってもむいています。
コールスローや肉料理の付け合わせ、焼肉でお馴染みの塩サラダ、
ドレッシングやトッピングを変えるだけでいつでも簡単サラダ!
食卓にすぐに並べることができますね。
春キャベツのおいしいこの時期に、キャベツの優しさをいただきましょう。