健康増進に効果があるけど食べ過ぎにはご注意「あさり」

かつては身近な食材だった浅蜊(あさり)は、
1980年代までは砂浜で潮干狩りなどでよく獲れていました。

けれども乱獲、埋め立てによる砂浜の減少や水質の汚染、
温暖化の影響などで漁獲量は激減してしまいました。

アサリは鉄が多く、カルシウムやレチノール、ビタミンE、
ビタミンB12も多く含まれています。

ビタミンB12は貧血予防に効果があり、
体内のDNAや脂肪酸の合成とエネルギー生産に必要なビタミンで、
正常な細胞の生成や赤血球の生成を助けてくれます。

また、末梢神経を正常に機能させる働きもありますので、
眼精疲労や肩こりの解消に効果があります。

アサリに含まれる豊富な鉄や亜鉛などのミネラル成分により、
コレステロール値を下げ、動脈硬化や高血圧症を予防するだけでなく、
滋養強壮にも効果があります。

こんなに栄養価が高いアサリですが、食べ過ぎにはご注意を。

鉄は肝臓に貯めきれないほどいっぱいになると血液に流れてしまい、
体内で酸化して活性酸素を発生してしまいます。

30代の女性が1日に食べても大丈夫なアサリは可食部50gです。