山葵(わさび)のツーンとくるおいしさ
独特の香りと辛みがあるワサビ(山葵)は、
お刺身やお寿司には欠かせない日本の特産品です。
学名も「Wasabiajaponica」となっています。
香辛料にする他には、ワサビ漬けに用いられます。
お菓子にも使われています。
意外にも、ウナギのかば焼きに付けて食べてもおいしいです。
茎葉も辛味があり、お刺身のつまなどに用いる他に、
おひたしや、三杯酢であえても風味が良くおいしいです。
ヨーロッパ原産のホースラディッシュという品種は、
西洋ワサビと呼ばれており、粉ワサビやチューブワサビの原料として
使われています。
さらにワサビを辛くする方法として、
砂糖、塩をおろし板に少量付けてからワサビをおろすと、
酵素の作用で、さらに細胞から辛味成分が引き出されます。
ワサビはビタミンC、カルシウムを豊富に含んでいます。
辛みはシニグリンが分解してできるアリルイソチオシアネート、
特有の香りはワサビオールという精油分によるものです。
辛み成分には食欲増進効果、抗菌作用があるので、
生ものと一緒に食べると食中毒を防ぐ効果があります。
さらに、抗ガン作用、血栓予防、骨増強作用、
下痢止めの効果があるといわれています。
生の本わさびに含まれる新成分である
「ワサビスルフィニル」には、
なんと若返り効果があると言われています。