カサゴは高タンパク・低脂質でダイエットにもってこいの魚

笠子(カサゴ)は全長25センチ前後の硬骨魚で、
近似類のオニカサゴ、ユメカサゴなどを含めて
カサゴという場合もあります。

ゴツゴツとした頭部に、大きな口が特徴で、
体の色は、沿岸のものは赤みの少ない黒褐色、
深いところにいるものは赤色が強くなります。

地方によっては、
アカメバル、アカゾイ、ホゴ、ハチメ、ガジラ、アラカブ
などと呼ばれています。

ゴツゴツとした外見とは裏腹に
白身魚で、非常に上品な味です。

クセがなく、だしや旨味があるので、
煮つけ、お味噌汁に用いられ、
フランス料理ではブイヤベースの材料に用いられます。

けれども値段が高いこともあり、
一般のスーパーなどではあまり見かけることはありません。

カサゴは脂肪分が少ない白身魚で、
良質な動物性たんぱく質を多く含んでいます。

タウリンの量が非常に高く、滋養強壮効果があります。

カルシウムとビタミンDをバランスよく併せ持っているため、
血中のカルシウム濃度を正常にし、骨や歯を丈夫にし、
骨粗鬆症予防に効果があります。

カサゴは、高タンパクの魚ですが、
脂質が少ないために消化吸収がよく、
効率的にタンパク質を摂れるので、
病中病後の体力回復にもってこいの食材です。

ダイエット中の食事にもぴったりですね。