はっさくは、ちょっとほろ苦い、大人な柑橘類

はっさくは広島県が原産地ですが、
現在の主な産地は和歌山県で、生産量の7割を占めています。

八朔という名前は、旧暦の8月1日頃に食べること、
とされていたのが名前の由来です。

柑橘類の中では果汁が少ないのですが、
甘味と酸味のバランスが良く、
少し苦味があるのが特徴です。

はっさくにはビタミンCとシネフィリンが含まれていて、
どちらも風邪予防に大きな効果があります。

はっさくの苦み成分である「ナリンギン」は、
高血圧を抑えたり、ガン予防などの効果があるといわれています。

柑橘類ですのでクエン酸も多く含んでいて、
体内の酸性物質を減少させて、疲労回復と血液を浄化します。

生食の他に、酢の物やあえ物に使うこともあります。

マーマレードやゼリー、ヨーグルトに混ぜても
さっぱりとした味で、おいしくいただけます。

はっさくが美味しい季節は2月、3月です。

旬のこの機に、ぜひ、ほろ苦いはっさくを
召し上がってみてください。