果物の女王、マンゴスチンの優れたアンチエイジング効果
「果物の女王」と呼ばれるマンゴスチンは、
酸味と甘みのバランスが良い上品な果実です。
原産はマレー半島で、現在では、フィリピンやタイ、
ハワイといった地域で栽培が行われています。
日本では生産されておらず、輸入物はタイ産のものがほとんどです。
果肉は、みかんの房のような形をしています。
生食の他には、シャーベット、ムース、ゼリー、タルトなどに
用いられます。
インドネシアでは、塩漬けや酢漬けにも加工されています。
日持ちがしないので、日本では冷凍品が流通しています。
マンゴスチンの主な成分は炭水化物ですが、
炭水化物を分解してエネルギーに変換するビタミンB1、
骨の形成に役立つマンガン、ナトリウム(塩分)を排泄し高血圧に
効果があるカリウムも含まれています。
マンゴスチンには、老化の原因とされる、
糖化を防ぐ効果があるといわれています。
糖化によって作り出されるAGEsという物質の蓄積が抑えられることが
明らかとなっていて、肌の弾力が改善したという、
女性にうれしい効果のあることが発表されています。
また、マンゴスチンの果皮にも、ポリフェノールの一種であるキサントンが
含まれているため、非常に高い抗酸化力があります。
最近の研究では、キサントンはNK細胞などの免疫細胞を活性化させ、
免疫力を高める効果があることも明らかとなりました。