美しくて美味しい菜の花の知られざるパワー
菜の花といえば何を思い浮かべるでしょうか?
多くの人は「田んぼの畝に咲く黄色い花」「菜の花畑」を
頭の中で思い描くと思いますが、食材としての菜の花も
捨てたものではありません。
菜の花は、早いものは12月から店頭に並び始め、
4月頃まで市場に出回ります。
特に2月から3月が最も旬な時期であるとされ、
美味しい味が楽しめます。
実はこの菜の花、見かけの可愛らしさからは
想像できないほどのパワーを秘めています。
菜の花の栄養成分をあげてみると..
ビタミンA・B1・B2・C・葉酸・ナトリウム・カリウム・
マグネシウム・カルシウム・亜鉛・食物繊維・鉄分など、
数多くの重要な栄養成分を豊富に含んでいるのです。
あの可憐な菜の花が、こんなに栄養成分に富んでいたなんて驚きませんか?
正に「菜の花の知られざるパワー」です。
菜の花は、葉も茎もおいしくいただくことができます。
茹でてお浸しや和え物、また揚げ物、炒め物、サラダなど、
いろいろな形で味わうことができます。
菜の花の味の魅力は、やはりほろ苦さにあるといってよいでしょう。
そのほろ苦さを活かすには、さっと下茹でするのが一番です。
下茹でする場合は、塩少々を加えた熱湯で手早くゆであげると、
ほろ苦さや歯ごたえが料理に活かされます。
蒸し器や電子レンジを利用するのもお勧めです。
素早く茹でることには、ビタミンCが水に溶け出ないように
する意味合いもあります。
菜の花は傷みやすくもあります。
店頭では、つぼみがしまっていて、茎の切り口につやがある
鮮やかな緑色のものを選ぶとよいです。
花がついているものが販売されていたなら、
黄色い花がほころびかけであれば、残念ですが、
味が落ちてしまっていると考えてよいでしょう。
傷みやすい菜の花ですので、買ってきたらすぐに食べるか、
下茹でしておいてください。
今が旬の栄養豊富な菜の花。
いろいろな食べ方でほろ苦さを楽しみながら、美味しくいただきたいものですね。