温州みかんの栄養と選び方のポイント

温州みかんは、収穫される時期によって4つの品種に分けられます。

  • 極早生温州・・・9~10月
  • 早生温州・・・10~12月
  • 中生温州・・・11~12月
  • 普通温州・・・1月~

ハウス栽培もされているため、年中手に入りますが、旬は12~2月です。

温州みかんには、ビタミンB・C・E、ナイアシン、葉酸、カリウム、βカロテン、マグネシウム、リンなどの栄養素が含まれています。

中でもビタミンCを豊富に含んでいて、
みかん2個でだいたい1日に必要なビタミンCの量を摂取できます。

そしてそのほかにもシネフィリンという栄養も含んでいて、
このシネフィリンには、ビタミンCともに風邪の予防に効果があるといわれています

みかんの酸味でもあるクエン酸は、体内で発生した酸性物質を減少させてくれるほか、
疲労回復にも効果があります。

みかん1個でだいたい1日に必要な量が摂取できます。

白い皮の部分に多く含まれるペクチンには、整腸作用があり便秘に効果があります。

そのため白い部分はなるべく一緒に食べることがオススメです。

みかんにはそのほかに、βクリプトキチンサンという栄養素が含まれていて、
このβクリプトキチンサンにはガンの予防効果があります。

そして骨を増やし、骨の減少を抑えてくれる働もあるので、
骨粗しょう症にも効果が期待できます。

女性や高齢者の方は特にすすんで摂りたい栄養素を含んでいるのです。

おいしいみかんを選ぶポイントは、
まず皮が薄く、表面はツヤがあり、キメが細かく、全体的に扁平な形をしている
ことにあります。

糖度の高いみかんは、皮の色が濃く鮮やかなオレンジ色で、
ヘタは小さめで黄緑のものです。

みかんはその年の天候によって当たり外れがあります。

秋の気温が高く、雨が多い年に育ったみかんは、皮と実が浮いてしまい、
余分な水分を含んでいるので大味で古くなってくると、しなびてきます。

夏に雨が少なく、水分不足の年に育ったみかんは、皮が薄く糖度が高くなります。

酸味が強いみかんに当たった場合は、少しおいておくと、酸味が抜けて甘味が出てきます。

極早生温州みかんと、早生温州みかんは中でも日持ちしないので、
冷蔵庫に入れずなるべく早く食べてしまうことがオススメです。

みかんは冷蔵庫にいれると、傷むのが早くなってしまいます。

箱入りのみかんの場合は、下のほうにカビの生えたものや、腐ったものがある場合があります。

カビは伝染するので他のものに移ってしまう前に確認したほうがよいでしょう。

★温州みかんの詳しい知識はこちらのページを御覧ください。
蜜柑 – みかん – mandarin