甘くてみずみずしい春キャベツはビタミンが豊富

キャベツの中でも、葉がやわらかくて巻きがゆるいのが特徴の
春キャベツは、水分が多く甘味がありますので、サラダなどの生食や
浅漬けに適しています。

そのため、葉肉が薄くて水分が多いので、
加熱調理をするとベチャっとして崩れるため、加熱調理には向いていません。

春キャベツはビタミンCを多く含んでおり、
8月収穫のキャベツよりも約1.3倍多く、
カロテンは3倍程多く含まれているそうです。

大きめの葉1枚で1日の必要量の約7割を摂取できます。

他にも、ビタミンU(キャベジン)が豊富に含まれて、
胃腸の調子を整えて胃粘膜を強くし、傷ついた胃を修復し、
代謝を促す効果も期待されています。

さらに、肝臓の解毒作用の効果もあります。

他に、カリウム、カルシウム、食物繊維も含まれています。

ビタミンC、Uは加熱すると栄養成分が壊れてしまうため、
生食がオススメですが、加熱調理ではスープなどにして汁ごと食べると
無駄なく摂取できます。

葉の部分よりも芯の方に多くビタミンCが含まれています。

意外にも、普通のキャベツを春に収穫されるから「春キャベツ」と
呼んでいるのではなく、元々ヨーロッパでとれるキャベツを
品種改良したものが春キャベツなのだそうです。

食材大辞典 キャベツ – cabbage