若さと長寿の秘密はアオノリにあり
青海苔またはアオサとは、アオサ科アオサ属の緑藻の総称で、
世界中の沿岸部に生息しています。
アナアオサ、ボタンアオサ、ナガアオサ、リボンアオサなどの種類があります。
アオサとして流通している多くはヒトエグサ科ヒトエグサ属のヒトエグサです。
良く知られている利用法は、乾燥したものをたこ焼きやお好み焼きなどの
トッピングにするもの。
ふりかけや七味唐辛子にもよく利用されています。
沖縄ではアーサ、鹿児島ではオサと呼ばれ昔から食されています。
どちらも長寿で有名な土地ですので、
アオサの食物繊維や栄養が長寿の秘訣として注目されています。
食物繊維が豊富で、便秘を防ぎ、痔などの疾患をふせぎます。
また血中コレステロールの上昇を防ぎます。
ノリの食物繊維は野菜の食物繊維と違い柔軟で、
胃壁や腸壁を傷つけることなく穏やかに整腸を促します。
また、動脈硬化の予防、骨粗鬆症の予防、心疾患の予防、
腎臓結石の予防等々の効能が期待されます。
マグネシウム、マンガンを多く含むので、
骨の強化や血圧の正常化に効果的です。
また豊富なミネラルやビタミン、β-カロテンは老化防止やがん予防になります。
定番はアオサ入りのお味噌汁。
磯の香りとトロっとした食感を存分に楽しめます。
風味を楽しみたいのであれば、みじん切りにして
温かいご飯へ混ぜこみおにぎりもいかがでしょう。
青さ入り卵焼きは鮮やかな黄色と緑色で見た目も美しいです。
ちょっと変わった食べ方ですが、重ための衣にたっぷりの青さを入れて天ぷらに。
揚げたてを塩味でいただくのが美味しいです。
旬は冬から春で、生のままで保存も可能です。
その場合は密閉した容器に入れ冷蔵庫で1週間程度、
それ以上になるのであれば小分けにして冷凍庫で保存すると使う時に便利です。
乾燥したものは開封後風味があるうちに3ヶ月から6ヶ月で使い切りましょう。
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