オイスターバー気分でうち飲みはいかが?
ぷっくりとした牡蠣を生でいただくと、
ジューシーなうまみが口の中いっぱいに広がって・・・。
ここ数年、生かきを食べさせてくれるオイスターバーがメジャーになってきました。
厳選した素材をプロに提供してもらうのも、美味しく楽しいですが、
家庭でなら、お財布を気にせずに、たっぷりと堪能できます。
そこで、家庭でのカキの生食についてまとめてみました。
スーパーなどで売られているカキには「生食用」と「加熱用」がありますが、
いったいどこが違うのでしょうか?
まず思いつくのは「鮮度の違い」ですが、実はそうではありません。
テレビなどで取り上げられてご存知かもしれませんが、
採取される海域が異なるのだそうです。
生食用は雑菌数の規定値以下の海域で取れたもので、
それ以外の海域で採れたものはどんなに新鮮でも加熱用とされます。
沖合いに出るほど水質は良くなりますが、
河口近くや湾や沿岸などの海域で採れたカキの方が、
河川から運ばれる栄養分によってうまみが濃くなります。
だからといって、加熱用のカキを生食に用いるのは厳禁です。
フライや鍋物などの加熱調理の際ももちろん下ごしらえは必要ですが、
とくに生食の場合は丁寧に洗いたいものです。
でも、うまみまで洗い流してしまっては勿体ないです。
塩水、片栗粉、大根おろし、牛乳・・・。
料理の本やサイトによって、いろいろな洗い方が紹介されていますが、
やってはいけないことは、真水(水道水)で洗うことです。
浸透圧の関係で、成分が流出してしまうためです。
大根おろしは細菌や汚れが付着したぬめりを落とすことができ、
また殺菌効果もあるため、生食の際に最も適した洗い方といえます。
さて、カキを生でいただくなら、定番の塩とレモンもシンプルで美味しいですが、
オイスターバーでよく出てくるカクテルソースも簡単に作れてオススメです。
和風にポン酢や、軽く焼いてみても・・・。
ワインを片手に、ぜひご家庭でも旬のカキを楽しんでみてください。