小松菜は江戸の伝統を伝える「江戸東京野菜」!

今の時期が旬の野菜の一つ、小松菜

食卓ではすっかりお馴染みの野菜ですが、
その歴史は江戸時代まで辿ることができます。

江戸時代、8代将軍の徳川吉宗が、
現在の東京の江戸川区あたりの「小松川村」に鷹狩りで立ち寄った際、
青菜の入ったすまし汁が振る舞われたそうです。

将軍は、その名もない青菜をとても気に入り、
その場所にちなんで、自ら「小松菜」と名付けたそうです。

小松菜は、そのような云われがあることから、
東京のご当地野菜ブランド「江戸東京野菜」にも認定されています。

「江戸東京野菜」とは、JA東京中央会が認定している東京産の野菜で、
現在、さまざまな野菜40品目が認定されています。

その中には、小松菜2品目を含め、
江戸時代まで辿ることができる昔からの伝統がある野菜も多いです。

東京都内の市区町村などの自治体ではHPなどで、
この江戸東京野菜を積極的にPRしています。

世界的な和食ブームを背景に、和食がユネスコの世界無形文化遺産に
登録されたことが大きな話題になりました。

そして、その和食を彩るには欠かせない日本の伝統野菜。

そんな日本の伝統野菜の1つであり、
野菜の中でも特に栄養が豊富な小松菜は、
将来、世界的に注目されることになるかもしれませんよ。