世界で愛される春菊の魅力

春菊の名称の由来は、春に花が咲くことと、
葉の形状が菊に似ていることからきています。

花が咲くと苦味が強くなるので、
花が咲く前の冬から3月頃にかけてが旬の季節です。

鍋やおひたし等、和食で活躍する春菊ですが、
苦味があり、匂いが強いことから、
残念ながら苦手な人が多いのも事実です。

しかし、世界では意外にも人気が高い野菜の一つです。

日本では、春菊は鍋に利用することが多いですが、
実は生食も可能で、欧米では春菊のサラダは人気があります。

苦味が少ないベビーリーフは生食に適しているのです。

おしゃれなパリのレストランでも、
春菊の香りが生食の野菜として楽しまれています。

元々、原産地は地中海沿岸と言われ、トルコやギリシャでは、
観賞用でした。つまり、花として用いられていました。

その後、中国で野菜として食べられるようになり、
日本にも伝わりました。

現在は、健康に良いとされる和食が世界で広まったことにより、
欧米でも食用として人気が高まってきています。

もちろん、加熱調理したレシピも多く存在する春菊ですが、
加熱時間が長いと苦味が増すことから、
短時間での調理が向いていると言われています。

春菊は、風邪予防に効果のあるカロテンがほうれん草より多く、
ビタミン類やミネラル類が豊富な野菜です。

日本ではあまり知られていないですが、
洋風の味つけにもよく合い、サラダとして食べられるので、
料理のレパートリーを増やしてみてはいかがでしょうか。