香るセロリの歴史
セロリの旬は、1月~4月。
なんとも言えない独特の香りが特徴の野菜ですね。
あの香り、食べ物以外にも利用されてきたのでは、
と想像できるのではないでしょうか。
今回はそんなセロリについて触れてみたいと思います。
セロリは、ヨーロッパに広く自生していた植物です。
なんと、その歴史は古代ローマ時代にさかのぼります。
その当時、セロリは食用とされていたのではなく、
主に「魔除け」として、部屋に飾られていたそうです。
また、古代エジプト王朝では、
ミイラの防腐剤としてや、悪臭をまぎらすために、
植物の精油が利用されていたとのことですが、
この中にセロリも入っていたようです。
あの独特の香りは、やはり昔からうまく活用されていました!
また、セロリは、整腸・強壮・精神安定作用に効果のある
薬としても利用されてきたようです。
他にも、競技の勝者の冠にしたり、
二日酔いを和らげるために利用されていたようです。
現在では男性ホルモンを活性化させたり、
食欲増進にも効くことがわかっています。
アロマの世界では、セロリの種子から精製されるセロリシードは、
不眠改善作用・頭痛・耳鳴りに効果があるとされています。
セロリは、栄養面でもビタミン・ミネラルが豊富ですから、
香りと栄養成分の相乗効果で、心身の安定に効果が期待できます。
セロリのあの香りが苦手な人は、ハーブのように香り付けに
使用してはいかがでしょうか?
ほんの少しでもよく香るので、スープや肉料理にも最適です。