和洋中なんでもござれの青梗菜
青梗菜(ちんげんさい)は、
日本で最も普及している中国野菜です。
青梗菜は青軸なのに対して、
白軸のチンゲンサイの仲間「パクチョイ」というものもあります。
両方ともに肉質が柔らかく、繊維が少なく、
高温で調理しても煮崩れしないので、
炒めもの、煮物、スープなどに適しています。
中華料理には欠かせない食材ですが、
今では西洋料理でもよく使われるようになりました。
白菜の仲間なので、和風の味付けにも良くあいます。
意外にも、すき焼きに入れてもおいしくいただけます。
チンゲンサイはβ-カロテン、ビタミンC、カルシウムが
豊富に含まれています。
チンゲンサイのβ-カロテンは、ピーマンの約6倍も含まれています。
β-カロテンは、抗発ガン作用や免疫力アップ効果で知られていますが、
その他にも体内でビタミンAに変換されるので、髪を健やかに保ち、
視力低下を防ぎ、粘膜や皮膚を丈夫にする効果があります。
さらに、喉や肺など呼吸器系統を守る効果もあります。
花粉症にお悩みの方に、おすすめしたい野菜の一つです。