和風ハーブ「よもぎ」の驚きの効能とは
草餅やよもぎ団子に用いられる蓬(よもぎ)は、
春先に芽吹き、独特の香りが特徴的です。
全国の山野に自生して、天ぷら、おひたし、汁の実、
炊き込みご飯などで食されます
沖縄では栽培もされていて、ヤギ料理の臭み消しとして
利用されています。
よもぎの食物繊維はほうれん草の約3倍といわれ、
便秘解消などに効果があります。
よもぎに含まれるクロロフィルは、造血作用を促進し、
貧血に効果があるといわれています。
非常にたくさんのカロチンを含んでおり、抗発ガン作用、
髪の健康維持、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、
喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあります。
よもぎは食用以外にも驚きの効能があります。
よもぎのビタミンKは、血液の凝固に関わる成分の合成を
促す働きがあり、止血薬としても用いられています。
またさわやかな若草の香りによりアロマ効果があり、
香り成分が口臭を抑えたりリラックス効果があります。
さらに、白血病細胞を殺す作用、副鼻腔炎の治療に
効果があるともされています。
漢方では、古くから薬として用いられ、「艾葉(ガイヨウ)」と
呼ばれます。
お灸として使われると、月経調整効果、 経絡を温める効果、
鎮痛効果、咳や喘息の去痰効果もあるとされています。