ビタミンCの宝庫、旬のカリフラワーの魅力

品種

アブラナ科アブラナ属の一年生植物でつぼみを食用とします。

15世紀にイタリア、フランスで栽培されはじめ、16世紀にヨーロッパ全体に広まり、
18世紀ごろにはインドでも栽培できる品種が開発されました。

日本では冬が旬です。

栄養

レモンに勝るほどのビタミンCが含まれているので、
疲労回復、風邪の予防、がん予防、老化防止に効果があります。

驚くことに、茹でた後も同量のレモン果汁とほぼ同等のビタミンCを有しています。

カリウムが豊富であり、塩分を排出する役割があるため高血圧対策に期待が持てます。

更に、蕾部分だけでなく、太い茎にもたっぶりと栄養が詰まっているので、捨てるともったいないです。

ぜひとも調理に取り入れましょう。

選び方

しっかりと締まり硬いもの。

周りの葉が変色したり萎れたりしないで、切り口が新しいものを選びましょう。

持った時にずっしりと重く、軸の切り口に空洞ができていないか確認しましょう。

保存方法

カリフラワーはあまり日持ちしないのでなるべく早く調理するようにしましょう。

固めに下茹でしてから小分けした状態で冷凍庫で保存も可能です。

冷凍したものを調理する際には自然解凍、または電子レンジで解凍します。

汁物や煮物などには凍ったまま使用する事もできます。

生のまま冷蔵保存するのであれば、乾燥防止用に袋に入れ、野菜室で立てて保存しましょう。

調理方法

鮮度が良ければ生でも食べることもできます。

例えば、ぬか漬けやピクルスでは歯ごたえがありカリフラワーのそのままの味が楽しめます。

オーソドックスな調理方法は、茹でてお好みのドレッシングやソースでいただく方法でしょう。

ミキサーにかけてブイヨンスープでのばしポタージュにしても体が芯から温まり最高です。

軽くゆでたものを中華風や洋風の炒め物に加えても美味しいです。

インドでは、つぼみの部分をバラバラにして、
ミンチ肉にみたてたドライカレーを作りますが、
これもカリフラワーのうまみをしっかりと味わえる調理方法です。

衣をつけてからりと揚げる天ぷらやフリットでは、
ほっこりと芋類のような食感を楽しめます。

因に、茹でるよりも蒸す方がカリフラワーの甘みを増し、
流出する栄養を閉じ込める事ができるのでおすすめです。