山菜で冬から春の体へ
山菜の旬は2月~5月。
旬の季節はかなり短く、本当にその季節にしか食べられない
自然からのショートメッセージのようです。
山菜は苦味が強く、苦手な人も多いかもしれません。
ですが、この苦味は春のこの時期に私たちの体に
とても重要な役割を果たして、体を目覚めさせてくれるようです。
そんな漢方のようなこの季節限定の山菜効果をご紹介します。
人間の体は、冬になると体温を逃がさないように体内に栄養分を蓄えます。
みなさんもご存知とは思いますが、冬の間は脂肪がつきやすく、
体重増加しやすくなっているようです。
この状態が、春の暖かくなる時期に合わせ、代謝を活発にし、
体内に溜め込んでおいた脂肪や老廃物を排出していくように
変化するそうです。
春には不要になったものをデトックスするということですね!
この冬体質から春体質へスムーズに変化する手助けをしてくれるのが
「山菜」たちです。
そして、山菜特有の苦味成分が体に必要なものだそうです。
どのような成分が入っているかといいますと…
ビタミン類、ミネラル、食物繊維など。
例えばカリウム。
体内の余分な水分を排出し、むくみ防止効果で有名ですね。
ビタミンB1は、糖質をエネルギーにかえるサポート的役割や、
脳に栄養を送り、脳の神経伝達を正常に保つ働きがあります。
ビタミンB2は、皮膚や髪の再生に関与。ターンオーバーですね。
ビタミンEは、血行促進効果や細胞再生に関わっています。
食物繊維と言えば、デトックスです。
これらの成分が、代謝促進させ、脳を目覚めさせ、春の体へと変えていくのですね!
他の動物も冬眠から出た時、ふきのとうを食べるそうです。
そして、ふきのうとうの苦味には、
アレルギー症状や鼻づまり抑制効果があるのだそう!
また、山菜の中には漢方に使われているものもあるのだそうです。
あの苦味!確かに漢方という感じがします。
食べた瞬間から効きそうな…
体が目覚めるような…
あの感覚は気のせいではなかったのですね。
「山菜」は日本の自然からのメッセージ。
みなさんも山菜を食べて、不要になった冬の体をデトックスしましょう!
そして軽やかになったカラダで、暖かい春をお迎えしましょう!