日本の蕪は色も形も多種多様

蕪(かぶ)は大根に似ていて、成分のほとんどは水分ですが、
葉にはカロテン、ビタミンC、ビタミンK、鉄分、
カルシウムが多いので、葉も一緒に食べることをおすすめします。

すりおろしてかぶら蒸しにするなど、煮物、汁物の具、
サラダ、酢の物などによく用いられます。
かぶは各地域特有の漬物があります。

有名なものに、京都の聖護院かぶの千枚漬けや、
滋賀のヒノナの桜漬けなどがあります。

日本で最も古い野菜の一つで、
春の七草の一つである「すずな」ともいわれています。

長野県産で有名な野沢菜は実はかぶの一種です。

一般的に流通している小かぶ以外にも、聖護院かぶ、
天王寺かぶといった東洋種と、金町、早生、時無
といった西洋種や、赤かぶなどの品種があります。

かぶの品種は愛知県と福井県と岐阜県を結ぶライン
で大まかに分かれています。

東の西洋型は寒さに強く品種が多い、
西の日本型は寒さに敏感でとうが立ちやすい品種が多いです。

日本全国各地に約80もの品種があり、大きさも多種多様です。