メバルは赤・黒・金色、色とりどりのおいしい魚

目張(メバル)は日本各地の沿岸に生息し、
生息場所により体の色が異なります。

色に合わせて、赤メバル、黒メバル、金メバル、
などと区別しますが、これらはどれも同一種です。

近い種類に、
ウスメバル(本州北部、対馬海峡)、
エゾメバル(岩手より北の海岸)、
トゴットメバル(本州中部以南)、
ヤナギメバル(宮城以北)などがあり、
30種類以上にもおよびます。

名前の由来は字の通り、眼が飛び出しそうな
パッチリと大きいため「目張」というところからきています。

タケノコのとれる頃よにく獲れ、
相性もよくて一緒に料理すると美味しいということで、
タケノコメバルという呼び名もついています。

白身魚で、肉質が柔らかく、脂質が多い割には味が淡泊です。

煮つけ、照り焼き、塩焼、ムニエル、唐揚げに
よく用いられます。
他にも、味噌漬け、粕漬などにも向いています。

良質なたんぱく質を豊富に含んでおり、
カルシウムがやや多く、ビタミン、無機質も含まれています。

さらに、メバルに含まれる脂質には、
DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)
などの高度不飽和脂質酸が多く含まれています。

これらの不飽和脂肪酸には、動脈硬化の予防と改善、
脳卒中や高血圧などの生活習慣病の予防効果があります。